地元ニートと転妻たちの楽園

 みなしホワイト企業の契約更新をお断りし、数ヶ月で無職に戻り、またハローワークに行きました。この出戻り感の気の重たさ、辛い。転居後受講しようと考えていたコースより長めのコースが雇用保険の切れそうなタイミングでスタートするので手続きをしました。

「受かんないよ、舐めてたら」と、転居当時に、ハローワークの窓口でも、違う自治体でほぼ同じコースを受講していた後輩にも言い放たれていたので、また子供向け漢字ドリルと算数ドリルを解く日々。経歴も資格も「このコースには用がない」と言われそうな事務員歴の長さだったので、面接もひたすら謙虚のゴリ押しの低姿勢で済ませました。

受かりました。

入所(入校とか通学とか、そういう言い方はしないらしい)した後に知ったけど、みんな勉強なんかしてないどころか、事前の見学会にも出ていない受講生が多数。コース名を書き間違えてたり、受験番号が記載されている席に着席しなかったり、試験中に帽子を脱げと注意されていた人も受かったました。講師が言うには数学0点は取ってない、にしてもすごいレベルの低さです。無職になるべくしてなった方々と同じ穴のムジナ。講義聞かずに問題解きまくって、授業の進捗をガチ無視して、自分のペースだけは死守して、質問で講義を2時間止める意識高い系の受講者もいたけど、協調性がないって言うことは・・・無職。

地元の受講生はほとんど一人暮らしの人はいません。既婚者かパラサイト(古)かシングルマザーか。孫がいる受講生もいました(PCの講義の時は入力に付いてゆくのも大変そう)。残りの約1/3が転妻ちゃんです。しかも富裕層的な感じで、地元では食材しか買い物しなさそうなオーラ。

周りはずっと通所していたいと言ってます。子どもが巣立ったり、子持ちじゃなくても土日休みがいいとか、朝早いからヤダとか、残業したくないとか、給料は高くないと困るとか。バブル期の新卒みたいなドリームを求めてる。自分の履歴書や職務経歴書と向き合おうよ・・・外見スペックもだけど。

食べるのには困ってないけど、楽して稼ぎたいという欲求に正直すぎる!低ストレスだから、他人に甘優しいのね。

講師や就職支援の職員も、資格試験の勉強は教えるし、書類の書き方もレクチャーするけど、インプットさせるだけして、アウトプットしたものを確かめません。フィードバック・ゼロ。履歴書の志望動機は同じ文言を他社に使いまわしていいと言い放ったのは強烈でした。

その街にはその街のやり方があるんだろうけど。染まれません。馴染む努力はせいぜい半年が限度と気づきました。地元景気の悪さは就労意欲の無さと比例する。結果、公共交通機関も不便になる。暮らしづらいけど、よそ者なので街の改革はどうでもいいです。衰退しても繁栄しても。

 

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