寄り添えなくても歩み寄らなければ、見知らぬ街が住みやすくなるとは思えない
1ヶ月かかって、ようやく段ボールとの格闘が終わった。長かった。 20代の頃は平気だったことの大半が億劫になり、時間がかかるようになってきた。
人には役割がある。
不条理だとしても、納得いかなくても、役割を果たすほうが楽なら、従ってしまえ、という思考停止状態に自分を陥れたほうが、精神衛生上壊れにくいかもしれない。転勤族の妻は引越し先で主役になることはまずないので、与えられたポジションを全うしたほうがいい。知らない街で過ごすのは、年々適応能力もなくなるし、正直つらいけど。
新しい街に住むブロガーのエントリーを検索すると
○大学進学を機に他の街で暮らし、Uターン就職し。両親宅に住む未婚の30代男性 ○妻が専業主婦で、子供なしの転勤族の40代男性
どちらのブログもこの街をdisり過ぎてドン引き。でも読み進んでしまう。 好奇心、恐るべし。ネガティヴなことほど引き寄せられがち。いよっ、反面教師!
未婚の30代男性は、地元チェーンのお弁当屋とカレー屋以外価値がないと言い張り、食レポも店の悪口ばかり。低所得を理由に彼女ができないことを嘆き、この街の人間はおかしいから、友だちはいないと断言(地元なのにね)。 40代男性は退職して街を出てしまう。妻は地域と交流を持とうとせず、引きこもりがちで、メンタルを病んでしまっからだ(アルバイト探すとか習い事することもなかった)。
歩み寄ろうとしないで、何してるんだろう……この方々。
公共交通機関のバスも夜は早めの最終で、気候が厳しいのでバス停で待つのが辛いから、出かけるのが面倒になるのもわかる。買い物も宅配とネットで住むのもわかる、でも。 転校生の子どもだってクラスに溶け込もうと頑張るのに、大人が試合投げてどうするの?
わたしがこの街に住んだ1ヶ月は
○職業訓練校に出願した上で、仕事を探す ○ジム通いを始める ○すっかり忘れた車の運転を再開
人は一人では暮らせない。少しずつでも実を結ぶといいな。